2025.10.29 楽しく学んで考える!フェアトレードと私たちのつながり🌍🤝
学環学生発のSDGs系サークルLinkingより活動報告の記事が届きましたのでご紹介します!
こんにちは!茨城大学SDGsサークルLinking「フェアトレード」班です。9月24日に、勝田中等教育学校で「フェアトレードから考えよう やさしい未来のつくり方」という出前授業を開催しました。大学を飛び出し、いつもとは違う環境で、中学生の皆さんと学び、そして考える時間を共有しました。本ページでは、実際に参加したLinkingメンバーが、当日の様子をお届けします。

最初は座学からスタートしました。身近なお菓子である「チョコレート」を題材に、原料であるカカオからどの手順を通って私たちの手元に届くのかを紹介しました。さらに、一般的な商品とフェアトレード商品とでは、生産者の周辺環境や受け取る利益にどのような違いがあるのかについても説明しました。普段何気なく食べているお菓子を題材にすることで、中学生の皆さんにとって「自分ごと」として考えやすい内容になるよう工夫しました。
座学で集中した後は、体験ワークを行いました。「もし自分が農家であったら?」というテーマで、一般的な商品とフェアトレード商品の利益の違いについて、実践的に学びました。

ワークシートを見ながら、市場別のカカオの利益額を計算しました。ワークの終わりには、一般市場とフェアトレード市場での利益の差が1番大きかった人が、代表で発表を行いました。

授業の後半では「フェアトレードクイズ」を行いました。〇×形式や選択式の問題が多く出題され、中学生の皆さんは「フェア王」を目指して大盛り上がりとなりました。

上位3名には、なんと景品付き!フェアトレード商品である板チョコをプレゼントしました。味を選ぶ段階から「どれにしようかな」と笑顔が溢れ、会場全体が温かい空気に包まれました。
このクイズを通して、フェアトレードが遠い国の話ではなく、日常の買い物や行動の中で関わることができる重要な取り組みであることを実感していました。

フェアトレードの商品には、生産者が適正な価格で取引されることで、生活の安定や環境の整備、子どもたちの教育支援に繋がるという背景があります。そのことを知った中学生の皆さんは、「商品1つの選び方が誰かの支えになる」ということを実感していました。
今回の授業を通して、中学生の皆さんは、世界の課題を「自分ごと」として捉え、日常の中でできる“やさしい選択”の大切さを学びました。これからの生活の中でも、この出前授業での学びを思い出しながら、世界とのつながりを意識した行動が広がることを願っています。
いかがでしたか?
学内にとどまらず、学外でも積極的に活動している学環生です!
社会や地域の課題解決に関心のある高校生の皆さん、先輩たちと一緒に地域未来共創学環で活動してみませんか?