コーオプ教育
コーオプ教育とは
コーオプ教育は20世紀初頭にアメリカで始まった「座学と現場における就業体験を融合させた」教育制度です。大学と企業等が協力して実習の内容や方法を設計・実施し、単位認定が行われます。また、実習期間が長期間となり、有給となる場合が多いことが特色です。
インターンシップとの違いは?
- 単位認定
インターンシップは就業体験であり、必ずしも大学の単位として認められませんが、コーオプ教育はカリキュラム上の学修であり、大学の単位として認定されます。 - 実習期間
インターンシップが1日や数週間ほどの短期間での実習が多いことに対し、コーオプ教育は1か月以上の長期間の実習となります。 - 実習内容
インターンシップは実習先での就業体験が中心となりますが、コーオプ教育は理論と実践の往還を意識し、大学と実習受入れ先が協働して実習内容を設計します。また、コーオプ教育はカリキュラムの一環となるため、しっかりとした事前指導・事後指導を実施します。 - 給与
インターンシップは無給であることが多いですが、コーオプ教育は原則的に給与が支給されます。
なぜコーオプ教育(実習)を行うの?
近年の日本において、少子高齢化による労働力人口の減少、若年層の離職率の増加が問題となっています。そうした中で、学生の就業力の育成や職業意識を醸成することが求められています。
茨城大学では、「課題解決能力・コミュニケーション力」、「社会人としての姿勢」、「地域活性化志向」を養成するため、地域未来共創学環の全学生がコーオプ実習を履修します。コーオプ実習は実際に企業・自治体等の現場に立ち、業務に従事しつつ、大学で学んだ理論を実践・応用することから、職業意識の醸成に効果的な教育方法です。インターンシップと異なり、有給であるコーオプ実習を経験することで、学生に責任を自覚させ、「地域、組織の一員」として業務に従事させる目的があります。また、学生が自らの将来について考える契機となり、主体的な職業選択にもつながります。
コーオプ実習で培われた学びと大学内の教育で修得した学びを結びつける、理論と実践の往還によって、より学びを深め、地域課題の解決、地域の活性化に貢献できる人材を養成します。
特徴
- 1年次から4年次の各年次で演習や実習を用意
- 大学で学んだ知識・能力を企業や自治体などで実際に働きながら実践・応用
- 実習で自身に足りない知識や能力を知り大学で学修する「on-Campusとoff-Campusの往還型学修」により高度な実践力を育成!
- 3年次と4年次の実習は給与も支給されます
- コーオプ教育を専属的にサポートする専門職員も配置
- 茨城県内の50を超える多様な実習先!
実習内容
※ 画面をズームしてご覧ください。
実習先紹介
企業等 ※五十音順
自治体 ※団体コード順
※1 実習先はすべて茨城県内となります。
※2 「*」が付された実習先では、プレコーオプ実習のみが実施可能となります。
※3 実習先によっては、受入に条件がある場合もあります。
※4 上記の内容は、令和6年8月末時点の内容であり、今後実習先が変更となる可能性があります。また、年度によっても受入状況が異なる場合があります。
コーオプ実習をサポートする専門職員
UEA紹介!
地域未来共創学環では、特にコーオプ教育におけるコーディネートの専門職員として、UEA(University Education Administrator)を配置しています。
佐川 雄太 SAGAWA Yuta
こんにちは!UEAの佐川です。私はコーオプ実習の企画・運営、コーオプ実習における実習先と学生のマッチング、実習先の新規開拓など、コーオプ実習の全体コーディネートを担当しています。また、専門科目の履修アドバイスも担当しながら、学環学生の学修をきめ細やかにサポートします!