2025.08.21 地域の夏をともに創る——「第2回だいわたり盆踊りまつり」への支援協力

2025年8月17日(日)、水戸市の台渡里八幡神社で開催された「第2回だいわたり盆踊りまつり」に、茨城大学の学生有志10名が運営ボランティアとして参加しました。その中には、地域未来共創学環の1年生2名も含まれており、地域との関わりを深める貴重な機会となりました。

この盆踊りまつりは、大学近隣の台渡里地区で地域コミュニティの活性化を目的に2024年から始まったもので、今年で2回目の開催となります。高齢化や少子化、そして新型コロナウイルスの影響により、地域の伝統行事が次々と姿を消す中、「地域のつながりをもう一度取り戻したい」という住民の思いから立ち上がった新しい地域イベントです。
学生たちは午後3時に集合し、まずは盆踊りの練習からスタート。「だって茨城だっぺ」「黄門ばやし」といった地元ならではの踊りを、地域の方々の温かい指導のもとで楽しく学びました。地域未来共創学環の学生も、初めての盆踊りに戸惑いながらも、地域の方々との交流を通じて徐々に打ち解け、笑顔で踊る姿が見られました。

祭り会場では、学生たちはスタッフTシャツに身を包み、「子どもコーナー」の運営を担当しました。じゃんけんゲームやくじ引き、ヨーヨー釣りなどを通して、地域の子どもたちと交流し、会場を盛り上げました。また、子ども神輿のサポートや、夜の盆踊りへの参加など、地域の人々とともに祭りの雰囲気をつくり上げました。


今回の活動には茨城大学の留学生も参加しており、学環生は彼らと協力しながら、言語や文化の違いを越えて地域の子どもたちや住民と関わりました。異なる背景を持つ学生同士が協働することで、地域の多様性を体感し、共生のあり方について考えるきっかけにもなりました。国際色豊かなメンバーで活動することで、地域の方々にも新たな刺激や交流の機会が生まれ、祭りの場がより開かれたものとなりました。


参加した学環生の一人は、「地域イベントが衰退する中で、子どもから高齢者までたくさんの人が参加していることに驚いた。地域おこしの新しい可能性を感じた」と話してくれました。
地域未来共創学環では、「地域と創り、地域と育てる」ことを理念に掲げています。今回のような地域イベントへの参加は、教室の外で地域のリアルな課題や魅力に触れ、実践的に学ぶ貴重な機会です。1年生にとっては、学環での学びの第一歩として、地域との関係性を築く大切な経験となりました。