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学環学生が行く!地域未来共創学環教員インタビュー 【第8回 鈴木 智也先生】

こんにちは!
学環学生が行く!地域未来共創学環教員インタビュー第8回です!
今回はさわさんおわで、鈴木智也先生にインタビューをしてきました!

おわ:
 初めに、鈴木先生の趣味を教えていただけますか?

鈴木先生:
 Jリーグ観戦や、車とかバイクが好きですね!車だと最近はネオクラシックカーのような中古車が流行ってますね。なぜ流行っているのかというと、人間というのは現在の流れから背きたくなるので、たとえばエコとかEVとかが世間で言われているとこのような中古車ブームになってしまうのかもしれませんね。

さわさん:
 そういうと他のジャンルでもそのブームは見られますよね。このようなレトロブームは周期的に続いていくのでしょうか?

鈴木先生:
 そうですね。こういうブームは皆さんがマーケティングをするときに役立ったりするかもしれませんね。

さわさん:
 なるほど!勉強になりました。

おわ:
 では、次にJリーグについてです。Jリーグで好きなチームと好きな理由を教えていただけますか?

鈴木先生:
 好きなチームは水戸ホーリーホックですね!🐉
理由は3年ほど前に学環と携わってから水戸のことを調べて、それでホーリーホックを知りました!    ホーリーホックは親会社というものがなく、地域としてみんなで応援しながら、J1を目指していく、といったところのコンセプトが面白く学環に近いなと思ったのがきっかけです!

おわ:
 ありがとうございます!現在ホーリーホックはJ2を首位独走中ということで、ますます楽しみになってきましたね!

おわ:
 ではここから鈴木先生が担当する授業について質問させていただきます。先生が担当する「多変量解析」、「ソリューション・プランニング」、「機械学習演習」についてそれぞれの特徴の説明をお願いします。

鈴木先生:
 最初に「多変量解析」ですが、データ分析と思ってもらって大丈夫です。データはいろんな種類があるので、そこが多変量に相当します。たとえば、何か予測したいものがあるときに、それに関係しそうなデータをたくさん集めて相関関係を調べ、得られた相関関係を予測に役立てる方法を学びます。次に「機械学習演習」では、AIの知能の部分をデータから作る方法を学びます。最後に「ソリューション・プランニング」ですが、文字通り、問題解決の仕方です。まず解くべき問題の正しい認識から始まり、問題の深掘り、原因の分析、対策の立案、効果の検証といった、データサイエンスにおける主要な分析プロセスを体験しながら学びます。

おわ:
 では次に、先生が研究されているテーマについてお話を伺いたいと思います。幅広い分野を研究されている中で、ChatGPTを活用し、「プロのイタリアンシェフとの料理対決で勝利した」とお聞きしたのですが、料理の世界を知らない僕からすると、短期間でAIがプロのシェフに勝利するというのは料理界に革命を起こすほどの結果だと思ったのですがどうなんでしょうか?

鈴木先生:
 単純に会話しているだけでは全然いいレシピが出てこなくて、実際作ると全然美味しくないものもありました。笑     

おわ:
 そうなんですね! ちなみにプロに勝利できた決め手はありますか?

鈴木先生:
 ChatGPTと議論を深めていくうちに良さそうなレシピが出始めたので、やり取りを効率化するシステムを研究室で開発して、最終的なレシピを完成しました。AIを使うからには意外性が高いレシピを作りたかったので、味としては五分だとしても、意外性の観点から我々が作ったレシピの方が高く評価されたと思っています。

おわ:
 今回の結果も踏まえてなんですが、将来、レストランのほとんどがAIだけになってしまう可能性もあるのでしょうか。

鈴木先生:
 できるとは思いますけど、それがおもしろいと思ってもらえてるうちだけですかね~。人間が手を加えない理由は特にないので、案出しはAIにさせてそこからのアレンジは人間という感じになるかもしれませんね!

おわ:
 ありがとうございました。

さわさん:
 ではここからは先生が専門とされているもう一つの分野、金融についてお話を伺いたいと思います。先生は昔、ご自身で会社を立ち上げたと聞きましたが、そのときはどのようなことをされたのですか?

鈴木先生:
 今の学環のコンセプトと同じです。データサイエンスやAI技術を使って地域ビジネスの生産性を高めるお手伝いができれば、と考えていました。そのきっかけとして、金融分野でちょっとした国際賞をもらいまして、国内外からAIを用いた資産運用ビジネスのお誘いをいろいろ頂きました。しかしAI技術は金融分野に限る必要もないので、様々な地域課題の解決にも役立てたいと思いました。ですが、決算報告などの書類作成や会計管理の負担が想像以上で、そして当然ながら本業の大学教員の業務もありますので、会社経営の両立は無理だと判断し、昨年度に会社を畳みました。学環で起業したい学生がいれば、私の会社を差し上げようとも思っていました。

さわさん:
 ありがとうございます。先生は以前企業や民間向けへのアプリ開発を行いたいとおっしゃっていましたが、現在開発しているアプリはありますか?

鈴木先生:
 日本全国の市区町村で人口減少は深刻な社会問題ですから、なぜ人口が減るのか?その要因を統計分析して、結果を可視化するアプリを現在開発中です。良いものができれば各自治体にアプリを配布し、人口減少問題の解決のみならず、議論を始める出発点としても、ご活用いただければ幸いです。

さわさん:
 ありがとうございます。最後の質問ですが今後の日本とAIについてどのように考えていますか?     

鈴木先生:
 近年の出生率の低下から、今後の人口減少は必然です。避けられません。少子高齢化によって労働力は低下し、需要構造も大きく変わります。地域が存続するためには、AIやIoT技術を効果的に活用し、生産力の維持・強化、新ビジネスによる需要の開拓など、文理横断的な戦略が必要になります。ダイレクトに地域未来共創学環の学びが役立ちますね!

さわさん、おわ:
 本日はありがとうございました。

次回は【福与 徳文先生】へのインタビュー記事を掲載予定です!
お楽しみに✨